朝晩の冷え込みがぐっと強くなり、冬の気配を感じるようになりましたね。
今回は 「フィラリアとノミ・ダニ予防薬の最終投薬」 についてお話しします。
目次
よくあるご質問
この時期になると、飼い主さまから

「そろそろ予防はもうしなくて良いですか?」
「10月まで飲ませたから、もう大丈夫ですか?」
といったご相談をよくいただきます。
しかし、フィラリア予防もノミ・ダニ予防も、11月〜12月が“最終投薬の大事な時期”なんです。


🦟 フィラリア予防薬は「蚊がいなくなった後」が重要!
フィラリア予防薬は、蚊に刺されて体内に入ったフィラリアの幼虫を駆除する薬です。
そのため、蚊がいなくなった後に「最後の1回」を飲ませることで、ようやく完全な予防となります。
この最後の1回を忘れてしまうと、体内に残った幼虫が成長してしまう可能性があるため、11〜12月の投薬はとても大切です。
🐶 ノミ・ダニ予防も油断しないで!


ノミやダニは寒くなっても、室内・車内などの暖かい場所で活動を続けます。
だからこそ、11月〜12月までしっかりと予防薬を続けてあげましょう。
ノミ・ダニが寄生すると、
- 重症熱性血小板減少症(SFTS)
- 貧血、皮膚炎、かゆみ などの症状
が出ることがあります。
また、人にも感染する恐れがあるため、油断は禁物です。
(詳しくは → 2025年3月31日のブログ をご覧ください)
☘️ まとめ:最後の1回で“安心して冬支度”
フィラリアに感染すると、咳や呼吸困難、腹水、失神、血尿などの症状が出ることもあります。
ノミ・ダニも、ペットだけでなくご家族にも影響を及ぼす場合があります。
11月・12月の最終投薬を忘れずに
今年もしっかり予防して、安心して冬を迎えましょう🐾









