こんにちは、ウェリナ動物病院です。
朝晩がひんやりしてきましたね。
季節の変わり目は、人間だけでなく、わんちゃん・ねこちゃんも体調を崩しやすい時期です。
特にこれからの季節は、泌尿器のトラブル(膀胱炎・尿結石・腎臓病)が増えてきます。
今回は、気をつけたい症状やご家庭でのケアについてご紹介します。
目次
なぜ秋冬に泌尿器の病気が増えるの?

気温が下がると飲水量が減り、尿が濃くなります。
その結果、細菌感染や結石ができやすくなり、膀胱炎や腎臓トラブルを引き起こすことがあります。
膀胱炎・尿結石のサイン
次のような症状が見られたら、早めの尿検査・エコー検査をおすすめします。
- トイレに何度も行く、失敗が増える
- 尿がちょっとずつしか出ない
- 尿の色やニオイが変わった
- 血尿が出る
特にオス猫や小型犬は尿道が細く、閉塞を起こしやすいため要注意です。
腎臓病のサイン
以下のような変化があれば、血液検査・尿検査を受けましょう。
- お水をたくさん飲むようになった
- 尿の量が増えた
- 尿の色が薄い、臭いがしない
腎臓病は初期症状が分かりにくいため、早期発見がとても大切です。
結石の種類と治療の違い
尿検査で結石が確認された場合は、種類を調べて治療方針を決めます。
主な結石の種類
- ストルバイト結石
- シュウ酸カルシウム結石
- 尿酸アンモニウム結石
- シスチン結石
- リン酸カルシウム結石
おうちでできる4つのケア

1️⃣ 水分をしっかりとる
→ 尿を薄めることが最大の予防です。新鮮な水を複数の場所に置くなどの工夫を。
2️⃣ 食事管理
→ 結石の種類に合わせた専用の療法食のみを与えることが大切です。
3️⃣ トイレ環境を清潔に
→ 排尿を我慢させない、猫ちゃんは複数のトイレを設置してください。
4️⃣ 定期的な尿検査
→ 3〜6か月ごとの健康チェックで早期発見を。
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腎臓や泌尿器のチェックをする絶好のタイミング!
気になる症状がある場合は、ぜひお気軽にご相談ください🐶🐱
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季節の変わり目は、泌尿器トラブルが増える時期。
「いつもと違うな?」と思ったら、早めの検査と予防で健康を守りましょう!