こんにちは、welina動物病院です。
これから暑くなる季節、ワンちゃんの「熱中症」に要注意です!
実は熱中症は、お散歩中だけでなく、室内や車内でも起こることがあります。
とくに梅雨明けから真夏にかけては、ほんの数分で命に関わることも…。
大切な家族であるワンちゃんを守るために、予防方法と早期に気づくためのサインを一緒に確認しておきましょう!
もし、少しでも気になる症状が見られたら、すぐに動物病院にご相談くださいね!
目次
お散歩時の注意ポイント
- 日中の暑い時間のお散歩はNG!
アスファルトの照り返しは想像以上に熱くなります。
お出かけ前に、飼い主さんが手で地面を触って温度チェックを。
ワンちゃんの気持ちに寄り添って、肉球が火傷しないようにしてあげてください。 - 時間帯は「早朝」または「夜遅く」に
気温が低く、地面も熱くない時間がベストです。 - 保冷ベストやクールバンダナの活用もおすすめ!
体温上昇を防ぐことで、熱中症のリスクを減らせます。
室内で気をつけたいこと
- エアコンで室温を快適に保つ
目安は25〜27℃、湿度50〜60%くらい。 - 扇風機やサーキュレーターで風の通り道をつくる
冷たい空気がしっかり行き届くように工夫を。 - いつでも新鮮な水が飲める環境を
複数の場所にお水を設置して、水分補給をサポートしましょう。
車内では「ほんの数分」でも危険!
- エンジンを切って車内に置いていくのは絶対にNG!
たとえ短時間でも、車内はあっという間に高温になります。
毎年子供でも車内での熱中症のニュースになっていますよね。ワンちゃんも気をつけてあげてくださいね! - 窓を開けていても油断しないで!
風が通っても、直射日光と車内の密閉で温度は急上昇します。
犬種による注意点も
- パグ、フレンチブル、ブルドッグなどの短頭種は暑さが苦手なので、特に注意してくださいね。
熱中症かも?こんなサインは要注意!

軽度の症状
- 体が熱い(耳・頭・脇などを触って熱くないか確認)
- 口を開けて舌を出して、息が荒い(パンティング)
- よだれが多い
- 意識がぼーっとしている、ふらつく
重度の症状
- 横たわって動かない
- 嘔吐や下痢(血便も)
- 意識障害(飼い主さんの呼びかけへの反応もない)
- けいれん
少しでも「あれ?」と感じたら、迷わずすぐに動物病院へ。
早めの対応が命を守ります。
まとめ:しっかり備えて、安心の夏を
熱中症は、予防と早期発見が何より大切です。
気温や湿度に気を配り、ワンちゃんがいつも快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
もしものとき、何か不安なことがあったときは、どうぞお気軽にご相談ください。
welina動物病院では、暑い季節の健康管理についても丁寧にサポートいたします。